ホームで71試合無敗だったザルツブルク、ついに敗れる ハーランド2得点もナポリに突き放されて敗戦(ハイライト動画あり)

ホームで71試合無敗だったザルツブルク、ついに敗れる ハーランド2得点もナポリに突き放されて敗戦(ハイライト動画あり)

ザルツブルクはCL第3節をホームでナポリと戦い、3−2で敗れた。


スタメンはこちら。

画像のようないつもの4−2−2−2ではなく、4−2−3−1を採用。
ハーランドが1トップで、2列目を左からファン・ヒチャン、南野、ダカとした。


試合は前半8分にハーランドの得点で先制したかと思いきや、ビデオ判定の結果オフサイドでノーゴール。

17分、マルキュイが中に入れたボールをカジェホンがヘッドでスペースのメルテンスに出すと、ニア上に強烈なシュートを打ち込んでナポリが先制。
シュートも上手かったが、カジェホンとメルテンスの巧みな動きでラマーリョは揺さぶられて対応が遅れてしまった。

33分にアクシデント。
メルテンスのロングシュートを、後ろに下がりながらスプリントしたGKスタンコヴィッチがモモ裏を痛めて負傷交代。
代わりにカルロス・ミゲルが入った。

40分、ユヌゾヴィッチが左に張ったファン・ヒチャンへ対角のロングパスを送ると、対峙したマルキュイの股を抜いてペナルティエリアへ侵入。
たまらずマルキュイが倒してPKに。
これをハーランドが落ち着いて決めて同点とした。

後半に入って64分、マルキュイがアランとのワンツーで右サイドを抜け出すとクロス。
これがウルマーに当たって少しコースが変わったのがメルテンスの前へ来て、勝ち越しを許す。
この場面ではファン・ヒチャンが緩い対応で簡単にワンツーを許したが、少し前からザルツブルクにはルーズな雰囲気が漂っており、それが失点に繋がったようにも感じた。

68分にダカ⇢アシメルの交代。
フォーメーションをリヴァプール戦でも途中から使った4−1−2−1−2に変更した。

すると、72分。
ユヌゾヴィッチが蹴ったCKが跳ね返されると、アシメルが拾って再びユヌゾヴィッチへ。
これをファーに蹴ると、クリバリの頭を越えてハーランドのヘッダーで2−2に。

しかし、1分後に失点してしまう。
クリバリが右に流れたメルテンスにロングボールを通すと、ワンタッチで中へ。
これを途中出場のインシーニェが上手くコントロールしてシュート。
角度はあまり無かったが、これがスライディングしたラマーリョに当たって絶妙な軌道となってすぐに勝ち越しを許した。

ザルツブルクは最後にムウェプに代えてコイタを入れて前線を増やしたものの、得点には結びつかずに終了した。

ザルツブルクはホームであるレッドブル・アレーナで行った公式戦71試合無敗で、この間ドルトムントにも、ラツィオにも、昨季のナポリにも負けていなかったが、ついに今日途切れてしまった。


ゴール期待値(xG)はこちら。

ザルツブルクが2.39に対して、ナポリはわずかに0.88。
メルテンスの先制点とインシーニェの得点はかなり薄いところを決められてしまった形だ。


ナポリはもちろん強敵だったが、失点については内容も、時間帯も、ゲームの進め方も勿体無いもので、残念な敗戦となった。

ただ、この試合で最もネガティブな要素となったのはGKの負傷である。
ザルツブルクは昨季までリーグ戦にスタンコヴィッチ、ELにベテランのヴァルケを起用しており、この2人がスタメンクラスの存在だった。
しかし、ヴァルケは開幕前に骨折をしたことによって長期離脱中で、今季リーグ戦とCLどちらもファーストチョイスだったスタンコヴィッチまで離脱するとなると、今日のカルロス・ミゲルのような3番手以下のGKを使わねばならず、この先の懸念材料となる。

オーストリア・ブンデスリーガでもまだ無敗とはいえ2位LASKとは勝ち点3差のザルツブルク。
CLと共にこれからどうマーシュがやり繰りしていくか注目される。


ハイライト動画はこちら。

もう残り3試合で最低でも2勝1分けじゃないとトーナメントには多分行けないですね・・・。何とか頑張って食らいついて欲しいです。

ザルツブルクカテゴリの最新記事

CLOSE