オーストリア・ブンデスリーガは第19節が行われ、首位ザルツブルクはホームで2位LASKリンツと戦い、2-3で敗れた。
これにより、ザルツブルクは勝ち点でLASKに逆転されて首位陥落となった。
スタメン
LASKが3-4-3なこともあってか、3-5-2を採用。
太ももの怪我で離脱中の右WBクリステンセンのところは、去年練習中に倒れたファルカスが復帰。
南野がこれまで担当していたトップ下には、奥川が入った。奥川はリーフェリング時代にこのポジションを経験している。
簡単な試合経過
序盤はザルツブルクペース。
ウルマーのクロスから奥川のシュートや、ファン・ヒチャンのクロスからダカが合わせる決定機があったが、どちらもポストに嫌われて得点出来ず。
その後、ダカにはあと2つチャンスが訪れたものの、それも仕留められず。
チャンスを物にできないでいると、前半20分、ロングスローを二度フリックされると、最後はファーサイドの選手に押し込まれて先制を許す。
25分、ファルカスがクリアしようとしたところを相手に突かれて奪われると、ミドルシュートがシュートブロックに入ったオンゲネに当たって2失点目。
40分、相手のクリアが不十分だったところをユヌゾヴィッチがワンタッチでスルーパス。これに反応した奥川が決めて1点差に。
56分、またもスローインからゴール前で相手におさめられると、クロスをファーサイドに詰められて突き放される。
59分、ファルカス⇢ベリシャの交代。
65分、ラマーリョ⇢ショボスライの交代。
78分、ダカ⇢コイタの交代。
81分、ウルマーのコーナーキックからムウェプがヘッドで合わせて1点返すも、反撃はここまで。
雑感
アウェイのナポリ戦とは違って、この試合は用意してきた3-5-2がハマって序盤を優位に戦えた。先制に成功出来ていれば、違う試合展開になっていたはず。
スローインから2失点は修正しなければならないと思う。
どちらもニアのハーフスペースあたりで競り負けたところから失点しており、LASKは用意してきたものだと感じた。
首位を譲ることになってしまったが、オーストリア・ブンデスリーガはレギュラーシーズンが終わるとプレーオフが始まり(元々はザルツブルクの1強状態を崩すために作られたレギュレーションだが)、まだまだ巻き返すチャンスはあるため、奮起に期待したい。
ダカに4回くらいビッグチャンスがあったんですけどね・・・。でもLASKはほんと良いチームです。