RBライプツィヒの若き才能が“アカデミーを廃止した”イングランドのチームへ移籍か

RBライプツィヒの若き才能が“アカデミーを廃止した”イングランドのチームへ移籍か

『Bild』は、RBライプツィヒのマッズ・ビストルップがブレントフォードへ移籍すると報じた。

19歳のデンマーク人MFは、17/18シーズンにコペンハーゲンから加入。
今季はRBライプツィヒU19チームで、公式戦13試合出場で4ゴールを記録していた。

ブレントフォードは、2012年にプロのギャンブラーでSmartOdds創業者のマシュー・ベンハムがクラブを買収。
彼が統計分析の手法をクラブ運営に持ち込み、年々着実に成長していっているクラブで、現在はイングランド2部にあたるチャンピオンシップで3位。プレーオフ圏内に位置しており、来季のプレミアリーグ昇格も期待される。本人は否定しているが、その方法から「サッカー版マネー・ボール」との見方もされている。

また、ベンハムは2014年にデンマーク1部のミッティランの経営権を取得。2015年にはミッティランでデータ革命を支えた会長のラスムス・アンカーセンをフットボールダイレクターに任命した。

そんなアンカーセンがブレントフォードで行った改革の1つがアカデミーの廃止だ。
チェルシー、アーセナル、トッテナムなどと同じロンドンを本拠地とするこのクラブは才能の奪い合いが激しいため、年間200万ポンドの費用がかかるアカデミーは「採算が合わない」と判断。アカデミーを廃止して、代わりにBチーム創設した。

Bチームでは、他クラブのアカデミーから流出した17歳〜20歳の選手を拾い上げ、他のユースチームと自由にトレーニングマッチを組んで成人チームで通用するように育てる。
すでに成果は出始めており、このBチームに在籍していたクリス・メファムは18/19シーズンにボーンマスへ移籍。クラブに1200万ポンドの移籍金をもたらしている(メファムはブレントフォードユースから在籍している選手ではあるが)。
ビストルップも加入すれば、このBチームでまず修行することになると思われる。

ブレントフォードとしてはミッティランとの関係や、トップチームの監督がデンマーク人であるトーマス・フランクであることなど、デンマークとの繋がりが深いこともあって、ビストルップがターゲットになったのだろう。
ただ、それだけではなく、ビストルップ自身が将来の成長のためにブレントフォードのBチームに魅力を感じたということは十分に考えられる。

RBライプツィヒは1部昇格初年度にU23チームを解体しており、バイエルン・ミュンヘンのようにセカンドチームも保持していない。
若手がU19チームからトップチームで居場所を見つけられない現状において、ビストルップの移籍はRBライプツィヒの育成について考えさせられるものになるかもしれない。

20歳くらいでファーストチームの戦力にならないとお払い箱になってしまう。トップチームが若い選手で構成されているRBライプツィヒならではの問題と言えそうです。

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