ザルツブルク、ラピド・ウィーンに2点差追いつかれるもATにユヌゾヴィッチの劇的FKで勝利(ハイライト動画あり)

ザルツブルク、ラピド・ウィーンに2点差追いつかれるもATにユヌゾヴィッチの劇的FKで勝利(ハイライト動画あり)

ザルツブルクは、オーストリア・ブンデスリーガ第12節をホームでラピド・ウィーンと戦い3−2で勝利した。


スタメンはこちら。

ベース布陣の4−2−2−2ではなく、3バックを採用。
負傷により序列が下がっていた昨季のレギュラーであるポングラチッチがスタメンに。
リヴァプール戦やナポリ戦で4−1−2−1−2に変更した時と同様に、ユヌゾヴィッチを中盤底のレジスタ役として起用。
スタンコヴィッチとヴァルケが不在のGKにはナポリ戦に続いてカルロス・コロネルが入った。


試合は31分、ユヌゾヴィッチのスルーパスをパワーとスピードで後ろから余裕で追いついたハーランドがGKに倒されてPKを獲得。GKが先に触っているようにも見えたため、微妙な判定だったかもしれない。
このPKをショボスライとファン・ヒチャンが取り合った結果、ショボスライがボールを渡さずにそのまま蹴って先制。

その直後に今度はバイタルエリアにてフリーで受けた南野がハーランドに絶妙なスルーパスを送ると再び倒されてPK。
今度はファン・ヒチャンが蹴ったが、これをGKにセーブされて失敗。

38分、ショボスライの縦パスをハーランドがワンタッチで近くのファン・ヒチャンに落とすと、ワンツーで抜け出してハーランドが今日も得点。
PKを2度譲っても流れの中で得点してしまうあたり、もう怪物である。

45+1分、ゴールから遠い相手FKの場面で、一度横にズラされてからファーに振ってきたボールを、バックステップで落下地点に向かった南野がバランスを崩して転倒。マークのいなくなった相手選手はヘッドでそのまま折り返すと、中で待っていた選手に押し込まれて1点を返された。

後半は中々スコアが動かない中で、南野⇢ムウェプ、ハーランド⇢ダカの交代。

すると終盤の87分、またもやFKから失点して追いつかれてしまう。

しかし、90+4分。
絶好の位置で得たFKをユヌゾヴィッチが沈めて何とか勝ち点3を手に入れた。


ユヌゾヴィッチは昨季母国に復帰してから得意の直接FKで良いところをあまり見せられていなかったが、ブレーメン時代を思い出すような見事なキックを大事な場面で決めた。

ザルツブルクは開幕から無敗を続けているものの、LASKが勝ち点3差でピッタリと追走してきている。
オーストリア・ブンデスリーガは昨季からプレーオフ制度が導入され(ザルツブルクが強すぎることもあって)、レギュラーシーズンが終了すると勝ち点が圧縮されるため、まだまだタイトル争いが分からない状況だ。


ハイライト動画はこちら。

この試合でポングラチッチを起用したように、マーズチは国内ビッグマッチをチームの底上げに使うような選手選びをしてますね。これがCLやシーズンのラストスパートに繋がることを願いたいです。

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